1969年(昭和44年)の2月25日、日本初の駅売り専門の夕刊紙『夕刊フジ』が創刊された。
普通の新聞紙1ページの半分の大きさのタブロイド判が採用された。新聞名はフジテレビジョンに由来し、産業経済新聞社が発行している。
創刊当初から見出しにオレンジ色を採用したことから「オレンジ色のニクい奴」というキャッチコピーが付いた。サラリーマンを対象としたタブロイド紙の登場は、一つのクラスカルチャーを生んだと言われる。
首都圏・関西での即売が中心で、1999年(平成11年)の発行部数は首都圏版106万部、関西版50万部となっている。
また、1996年(平成8年)8月より公式ウェブサイト「ZAKZAK」を開設、日本におけるインターネット普及初期からネットでのニュース記事配信も行っている。
夕刊フジの歴史
1969年2月25日に日本初・唯一の駅売りタブロイド紙として創刊。創刊翌年(1970年)に産業経済新聞社から子会社として分離されたフジ新聞社へ発行元を移行したが、1987年にサンケイスポーツ新聞社と共に産経新聞社と再度合併。
新聞名はフジテレビジョンから由来する。創刊当初から見出しにオレンジ(橙)色を採用したことから「オレンジ色のニクい奴」というキャッチコピーが付いた。2015年現在は1面に「オレンジ世代 応援宣言」のキャッチコピーが付いている。 題字のデザインはグラフィック・デザイナーの杉山高子によるもの。オレンジ色に白抜きの題字は、2006年9月5日号(9月4日発行)から消滅した。
創刊当時は、産経新聞東京本社・産経新聞大阪本社から精鋭が集められ、エース級のライターが集結した。創刊号の1面を飾ったのは当時参議院議員だった石原慎太郎で、見出しは「慎太郎新党躍り出る」(青嵐会のこと)。
2008年10月2日号(10月1日発行)から、1部売りが120円から130円に、2014年4月2日号(4月1日発行)からは130円から140円に、2019年4月2日号(4月1日発行)からは140円から150円に値上げした。