4月4日今日は何の日?:シシリアンライスの日
賀県佐賀市に本部を置き、佐賀市観光案内所や佐賀市の観光・イベント・グルメなどの情報を発信するWEBサイトの運営を行う一般社団法人・佐賀市観光協会が制定。
日付は「シ(4)シ(4)リアン」と読む語呂合わせから。佐賀市のご当地グルメとして人気を集めている「シシリアンライス」を、全国的にPRすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
シシリアンライスについて
シシリアンライスとは、1枚のプレート皿に温かいライスを敷き、その上に炒めたお肉と生野菜を盛り合わせてマヨネーズをかけたもので、1975年(昭和50年)頃に佐賀市内の喫茶店で誕生したとされる。その後、喫茶店やレストランの定番メニューとして愛され続け、今では佐賀市内のいろんなお店で味わうことができる。
時代とともにそれぞれの喫茶店流にアレンジを加え、今のシシリアンライスを作り出している。タレで仕上げたお肉とさっぱりしたお野菜、マヨネーズソースの酸味が調和し、非常においしい一品である。
起源と名称の由来
佐賀市観光協会では「うわさによると、昭和50年ごろ、佐賀市中心街にある喫茶店でシシリアンライスなるものが誕生」とする。かつては「まかない料理説、シーフードメニュー説など」と並べていたことがあったが、当時も詳細は記されていなかった。また協会担当者は2009年4月5日付けの朝日新聞記事では起源や名称について「誰も分かっていない」としていた。
2009年7月27日付けの朝日新聞記事では諸説として「エビやいかを使ってイタリアのシチリア島をイメージした」説を記した。
原達郎は考案者が名乗り出ているとしてエッセイを記している。1974年(昭和49年)頃に福岡市内の店「田々夢詩(でんでんむし)」で働いていた田中和夫が賄い飯として料理したもので、当時はタマネギやピーマン等のあり合わせのもので作っていたが、従業員に好評だったため見た目も美しく工夫して、メニューに加えたという。トマトの赤とゆで卵の白とキュウリやレタスの緑がイタリア国旗の三色旗を彷彿とさせるところや、田中が憧れた映画『ゴッドファーザー』の舞台シチリア(シシリー)島にちなんで「シシリアンライス」と名付けたとする。
原はまた、佐賀観光協会によると佐賀市で初めてシシリアンライスを店で出した人物は「修業時代に福岡市の飲食店で習った」と言っていたそうだとし、さらに「田々夢詩」に出入りしていた男性が佐賀で飲食店を開いたと聞いたことを田中が記憶していたともして、「福岡市の飲食店」が「田々夢詩」に間違いないものと考えられるとしている。
任意団体「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」は昭和50年頃に飲食店のまかない料理として出されたのが始まりで、その後佐賀市内の喫茶店でメニューとして出されるようになったとする。また由来について当時流行していた映画『ゴッドファーザー』のロケ地であるシチリア島から名付けられたというのが有力としている。
2012年10月16日の朝日新聞記事では「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」代表によるとして博多の飲食店のまなかい食を有力とした。その一方で諸説として「隣の長崎『トルコライス』に同じ地中海の地名で対抗した」「当初はエビやイカを盛ってシチリア島をイメージした」も挙げ、また創始者だと名乗りを上げる人物が複数いるらしいとしている。
佐賀県のシシリアンライスを作ってみました!/郷土料理/ご当地グルメ