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4月5日今日は何の日?:オープンカーの日

投稿日:2020年4月4日 更新日:

 

4月5日今日は何の日?:オープンカーの日

神奈川県横浜市に本部を置き、オープンカーの普及とそのライフスタイルの追求を目的とする「日本オープンカー協会」が2016年(平成28年)に制定。

日付は「4月」が桜の舞う中を走れるオープンカーにとって最高のロケーションの時期であることと、オープンカーは「五感」に訴えかける車であることから4月5日に。オープンカーの魅力を多くの人に知ってもらい、その快適さを伝えていくことが目的。記念日は一般社団法人「日本記念日協会」により認定・登録された。

日産「ダットサン・フェアレデー1200」
ポルシェ・356スピードスター
オースチン-ヒーレースプライトMkI

オープンカーについて

オープンカーとは、屋根がないか、もしくは屋根の開放が可能な乗用自動車を指す言葉で、和製英語である。

馬車の歴史からボディスタイルを詳細に区別する欧米において、アメリカではコンバーチブル(Convertible)、イギリスではロードスター(Roadster)もしくはドロップヘッドクーペ(Drophead Coupe)、フランスやドイツではカブリオレ・カブリオレット(Cabriolet / Kabriolett)やカブリオ(Cabrio)と呼ばれるものが現代の代表的なオープンカーである。

黎明期の自動車はオープンボディであったが、クローズドボディのセダンが一般化した現代では、開放的な走りを楽しむ趣味的な車として使用されることが多い。また、客室が開放され外部へのアピールができるため、馬車の時代から各種のパレードや式典などでも用いられている。

 

オープンカー概要

ジャガー・Eタイプ シリーズ1(4.2L)

黎明期の自動車は基本的にすべてがオープンカーであった。エンジン出力にまだ制約があったこの時代には、自動車に大きな屋根を取付けて車体重量を増やすことは、パワーウェイトレシオを低下させた結果として速度も出ない、無駄なものだった。また現在の乗用車の主流であるモノコックボディではなく、頑丈なフレームにエンジンやトランスミッションなどの装備を配したため、ボディ形状による強度の問題もなかった(モノコック構造は開口が存在すると強度が低下するため、密閉構造が理想となる)。したがって、当時の自動車は通常は剥き出しで、当時の馬車ではすでに当たり前だった箱型の客室ではなく、よくても重量の少ない簡単な幌しか付いていなかった。

やがて自動車が広く一般家庭にまで普及し、エンジンの出力が上がって必要なだけの馬力とスピードが確保できるようになると、二の次だった車内の居住性にも配慮できるようになり、恒久的な屋根で被われた箱形の自動車が以後の主流となった。

今日の自動車はモノコック構造が主流であり、モノコック車をベースとして屋根をカットした車種は強度と剛性が損なわれる弱点がある。そのためオープンカーにはそれらを補うための工夫が施されている。ルーフ部分だけが着脱可能でその他の部分を残したタルガトップという形式も編み出された。強度確保のためだけでも、屋根付きの車両の開発の後工程として開発時間がかかり、また部品点数も多くなる。屋根がないから安価なのではなく、屋根をカットしながらも強度を確保するからこそコストがかかり、そのため重量も増し、高価格となる。また屋根やその動作部分を収納するため、座席やトランクスペースが犠牲となっているなど、趣味性の高い自動車といわれる。

日本ではオープンカーは伝統的に「幌型」と呼ばれ、現在の自動車検査証上でもそう表記されている。Tバールーフはハードトップに分類され、表記は「箱型」となる。また、クーペカブリオレもハードトップであるが、こちらは「幌型」となる。

日本国外で「オープンカー」に相当する用語には「バルケッタ」(barchetta )、「ロードスター」(roadster )、「スパイダー」(spider )、「カブリオレ」(cabriolet )、「コンバーチブル」(convertible )などがある。呼称の違いは国によるものの他にも、「バルケッタ」「ロードスター」「スパイダー」 は「屋根を閉められる車」、「カブリオレ」「コンバーチブル」 は「屋根を開けられる車」という車造りの方向性の違いにも立脚しており、幌の有無や面積、耐候性なども違いが見られる。

また、最近ではより高い耐候性と耐久性、安全性を備えた「クーペカブリオレ」「リトラクタブルハードトップ」と呼ばれる電動格納式ハードトップも増え、フィアット・500Cやシトロエン・DS3カブリオのようにキャンバストップの延長線上にあるオープンモデルも登場している。

これらのほとんどが2ドア車なのに対し、以前は4ドア車の「フェートン」というタイプがあったが、現在では一部の式典用を除いて消滅したため、ほとんど使われなくなった。

なお近年ではアウディなど一部のメーカーで、クーペ派生の二座モデルには「ロードスター」、セダン派生の2ドア・四座のものには「カブリオレ」の名称を用いて区別しているところがある。「ロードスター」は車体の大部分がそれ専用の部品から成り立っているか、スポーツカーからの派生で、「カブリオレ」は大衆車(ファミリーカー)をベースにしている場合が多い。例外として、生産車のすべてがスポーツカーであった時代のポルシェでは、356にスピードスター、ロードスター、コンバーチブル(カブリオレ)の3タイプが、911にはスピードスターとカブリオレの双方がそれぞれ存在しており、911/912と914にはデタッチャブルトップのタルガもラインナップする。

オープンカーの安全面で問題となるのが、ロールオーバー(横転)した場合の乗員に対する重大な危険性である。Tバールーフやタルガトップ、または横転時に瞬時に突出して頭部を保護する干渉装置等の安全機構の装備が存在する。ユーロNCAPなどの第三者機関による衝突安全テストでは、オープンカーはそれ単体でクラス分けされ、クローズドボデーとは異なる基準でテストされている。

 

 

オープンカーはいいぞ [ロードスター mx-5 boxster fiat500 mini z4 lexus lc s660 コペン]

 

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