1924年(大正13年)の7月4日、アメリカの国境に接するメキシコのティファナ(Tijuana)のホテル「シーザーズ・プレイス」(Caesar’s Place)で、オーナーでイタリア系移民の料理人シーザー・カルディーニ(Caesar Cardini)氏が、ロメインレタスをメインにパルメザンチーズやクルトンなどの材料をかき集めて即興でサラダを作った。これが「シーザーサラダ」の起源といわれる。シーザーサラダが作られた日は「アメリカ独立記念日」でもある。
当時のアメリカでは、禁酒法が施行されていて、ティファナは、カリフォルニア州のハリウッドで働くアメリカ人たちが酒を飲める歓楽街として賑わっていた。シーザーサラダは、ティファナに押しかけるハリウッドの芸能関係者たちにより本国アメリカへ伝え広まったとされる。
シーザーサラダは、古代ローマのジュリアス・シーザー(Julius Caesar)の好物であったという俗説があるが、実際にはジュリアス・シーザーとの関連はない。
シーザーサラダ
ロメインレタスまたはレタスおよび、場合によりルッコラ(ロケット菜)の上に、生あるいは半熟の鶏卵または卵黄、ニンニク、塩、コショウ、レモン汁、オリーブオイル、ディジョンマスタード、ウスターソースから作られるシーザードレッシングに、削りおろしたパルメザンチーズとクルトンをトッピングして仕上げる。
現在では、ボリュームを出すために、グリルした鶏の胸肉、エビ、ステーキ、サーモンなどをトッピングすることも多い。
1924年7月4日、アメリカ合衆国との国境に接するメキシコの町・ティフアナ (Tijuana) のレストラン、「シーザーズ・プレイス」(Caesar’s Place)のオーナーであったイタリア系移民の料理人シーザー(チェーザレ)・カルディーニ(Caesar Cardini)によって調理されたのが最初である。
当時のアメリカでは禁酒法が施行されていたため、ティフアナはハリウッドで働くアメリカ人たちが、酒を飲める歓楽街として賑わっていた。7月4日(アメリカ独立記念日)の夜、シーザーは手元に残っていたありあわせの材料でサラダを作ったという。やがてこのサラダは「シーザーサラダ」として評判となり、ティフアナに押しかけるハリウッドの芸能関係者たちはこれを本国に伝え広めた。
初期のシーザーサラダのドレッシングにはごく軽く火を通した鶏卵(コドルド・エッグ)が入っており、チーズはロマーノを用いていた。1920年代のシーザーズ・プレイスで食事をしたことのある後のフランス料理研究家ジュリア・チャイルド(Julia Child)によると、給仕が若いロメインレタスの葉とドレッシングをテーブルまで運んで客の目の前で和え、客はレタスを指でつまんで食べるのが決まりであったという。
現在のシーザーサラダには、アンチョビが入ることがあるが、元のレシピにはアンチョビは含まれていなかった。また、ドレッシングにウスターソースを入れることが多いが、シーザーはレシピを書き遺さなかったため、本来のシーザーサラダのドレッシングにウスターソースが入っていたかどうかは不明である。
本当にレストラン級に旨い最高のサラダを約束します。濃厚ドレッシングにサクサク手作りクルトンの【至高のシーザーサラダ】
シーザーサラダ発祥のレストランで「シーザーサラダ」を食べてみた!