宮崎県延岡市の市民グループ「延岡発祥チキン南蛮党」が制定。
日付は「チキン南(7)蛮(8)」と読む語呂合わせから。2011年(平成23年)7月8日にはご当地グルメとして「チキン南蛮」をPRする同党が発足。マップの作製や給食のメニューになるなど、地域の食文化としての「チキン南蛮」を広く知らせることが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心として、チキン南蛮料理教室などのイベントが実施される。
チキン南蛮について
「チキン南蛮」は、「鶏南蛮」とも呼ばれる鶏肉料理である。鶏肉に小麦粉をふり卵液を絡めたものを揚げ、甘酢に浸して作られる。鶏肉にはムネ肉またはモモ肉が使用される。上からタルタルソースを掛けたものが一般的であるが、タルタルソースを使用しないものもある。
昭和30年代頃に延岡市祇園町にあった洋食屋「ロンドン」で修業した料理人たちがまかない料理にヒントを得て開発した料理であり、延岡市が発祥とされる。そして、宮崎県では地元料理として親しまれ定着している。
他県でも宮崎料理を提供する飲食店やコンビニ、弁当チェーン店などで販売され、現在では日本中に広く浸透している。2007年(平成19年)には農林水産省による農山漁村の郷土料理百選の「御当地人気料理特選」にも選定された。