東京都千代田区三番町に本社を置き、トロピカルフルーツのパイナップルのリーディングカンパニーである株式会社ドールが制定。
日付は「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」と読む語呂合わせから。パイナップルの美味しさをPRすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
パイナップルについて
パイナップルは、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草である。和名は鳳梨(ほうり)。パイナップルの名前は、形が松かさ(Pine)のようで、味がりんご(Apple)のように甘くて美味しいことから、それぞれの言葉を組み合わせて「Pineapple」と呼ばれるようになった。
ドールのパイナップルはフィリピンのミンダナオ島で生産されている。そんな南国育ちのドールのパイナップルは、ジューシーで、甘味と酸味のバランスが絶妙である。
すぐに食べられるようになったカットパインも人気がある。パイナップルはバナナ・メロンなどと違い収穫後に時間をおいても熟さない。そのため、買った後は出来るだけ早めに食べるのが良い。
パイナップルに含まれる栄養素
ビタミンB1
ビタミンB1は疲労回復のビタミンとも呼ばれ、糖質の代謝に欠かせないビタミンです。糖質からエネルギーを生みだす代謝の過程で、ビタミンB1は酵素の働きを助ける補酵素として働いています。ビタミンB1が不足すると、糖がエネルギーに変換されずに疲労物質として体内にたまってしまい、疲労回復の妨げになります。
ビタミンC
ビタミンCは抗酸化ビタミンとも呼ばれ、皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力をアップさせる働きがあります。コラーゲンの合成に働くので、筋肉や骨を強くし、肌にハリを持たせてくれます。メラニン色素の沈着防止や、ストレスを和らげる効果などの生理作用も持っています。鉄の吸収も助けるので、貧血気味の方は合わせてとると効果を発揮します。
食物繊維
食物繊維には、お腹の調子を整えて便通を改善し、大腸がんや生活習慣病を予防するなどの働きがあります。パイナップルには、善玉菌を増やして腸内環境を整え、便の水分を増やして軟らかくする水溶性食物繊維と、水分を吸って腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、有害物質を排出する働きを持つ不溶性食物繊維の両方が含まれています。
ブロメライン(たんぱく質分解酵素)
ブロメラインは、パイナップルをはじめとするブロメリア科の植物から発見されたたんぱく質分解酵素です。肉料理などに使うと、肉のたんぱく質の分解を助けるため消化されやすくなります。ですが、ブロメラインは60℃以上に加熱すると活性が失われてしまうため、調理の際はパイナップルの加熱時間を短くするなどの工夫が必要です。食後に生のパイナップルを食べるのもよいでしょう。未熟なパイナップルを食べたときに舌がピリピリと感じることがありますが、このブロメラインが原因の一つと言われています。ブロメラインはその性質から、傷の治りをよくする軟こうとしても利用されています。
糖質
3大栄養素の一つで、体や脳のエネルギー源となり、脂質をエネルギーとして使う際にも必要とされます。足りなくなると、集中力の欠如、疲労回復の遅れ、筋肉量の低下、肌あれなどの影響が考えられます。脳の成分でもある糖脂質の成分としても重要です。
ミネラル(鉄・マグネシウム・カリウム)
ミネラルは、3大栄養素の働きをサポートして体の調子を整える、体の組織を構成する、酵素の成分になるなどの大切な働きをしています。鉄はヘモグロビンの成分になり酸素を運搬する働きがあり、不足すると疲れやすくなったり鉄欠乏性貧血を招きます。マグネシウムは骨や歯を作り、神経の興奮を抑える働きを持っています。カリウムは野菜や果物に多く含まれ、体液量や血圧、筋肉、神経、心臓の動きを調整するなどの役割があります。
パイナップルを食べて健康・美容対策!
1. 疲労回復
ビタミンB1が糖質の代謝を助け新陳代謝を促すことで、疲労回復が期待できます。
2. 便通の改善
豊富に含まれる不溶性食物繊維の働きで、便秘の予防や改善が期待できます(効果は人によります)。たんぱく質分解酵素ブロメラインが消化を助けてくれるので、肉料理などに積極的に取り入れてみるのもよいでしょう。
3. お肌の調子を整える
パイナップルは美容に効果的なビタミンCを含むため、コラーゲンの合成を促してハリのある肌へ導いてくれます。またビタミンB1が新陳代謝を促すため、肌荒れを防ぎお肌の調子を整える効果も期待できます。