東京都中野区中央に本社を置き、スケッチブックやノートブック、バインダー、画材用品などの製造・販売を手がけるマルマン株式会社が制定。
日付は同社の前身となる丸万商店が創業した日の1920年(大正9年)9月21日から。同社は日本を代表するスケッチブックメーカーである。
創業から2020年(令和2年)で100周年となることを記念したもので、同社の多種多様なスケッチブックを様々な用途で使ってもらうことが目的。記念日は2020年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
東京・神田において創業した当時、同社の創業者・井口興一は「子供たちが思いきり夢を描けるように」との想いから学童のためのスケッチブックを製作した。そして、実用新案特許を取得し、関東を中心とした中学校の学習用スケッチブックの製造・販売を行った。
スケッチブックの代名詞にもなっている黄色と深緑色が交差したデザインが印象的な「図案スケッチブック」は、1958年(昭和33年)に量産販売が開始された。このスケッチブックは当時、青山学院大学の学生だった奈良部恵三の持ち込みデザインを表紙に採用したものである。
図案スケッチブックは発売から50周年を迎える2008年(平成20年)に、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した。アマチュアからプロまで、あらゆるユーザーに長きにわたって愛用され、年間200万冊以上、累計9000万冊の売上を誇るロングセラー商品となっている。
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