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7月7日今日は何の日?:特撮の日

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円谷 英二

日付は「特撮の神様」とも称される同市出身の円谷英二(つぶらや えいじ)監督の誕生日である1901年(明治34年)7月7日から。「特撮」は日本で独自に発展した文化であり、誇るべき文化として後世に受け継ぎ、より多くの人にその魅力を知ってもらうことが目的。記念日は2019年(平成31年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

 

 

 

 

円谷英二

昭和における特殊撮影技術の第一人者であり、独自に作り出した技術で特撮映画界に多大な功績を残したことから、特撮の神様と呼ばれる。円谷の人生は、活動大写真と呼ばれた明治時代の黎明期から、映画斜陽期を迎えた東宝解体までの日本映画界の歴史とそのまま重なっている。

一家は全員カトリック教徒で、英二の洗礼名はペトロ。墓所は東京都府中市のカトリック府中墓地にある。

1957年の東宝特撮映画『地球防衛軍』などでは、圓谷英二の表記名でクレジットされていた。初期には本名でも活動していた。

円谷の下には数多くの若き才能が集い、彼らは親しみを込めて円谷を「オヤジさん」と呼んでいた。ただし、英二本人に向かって「オヤジさん」と呼ぶ者はいなかったという。

1963年(昭和38年)、62歳。東宝との専属契約解除。同年、東宝の出資とフジテレビの後押しを受け、「株式会社円谷特技プロダクション」を設立、社長に就任。フジテレビの映画部にいた息子円谷皐が監査役に入り、「円谷特技研究所」時代の弟子である高野宏一、中野稔、佐川和夫、金城哲夫らをスタッフに招き、同プロの初仕事として、日活・石原プロ提携映画『太平洋ひとりぼっち』の嵐の特撮シーンを制作した。

この年、フジテレビは円谷皐を通し、円谷特技プロに国産初のテレビ特撮シリーズ『WOO』の企画を持ち込む。最終的に局の事情でこの企画は頓挫したものの、円谷は同企画の特撮用に、アメリカ「オックスベリー社」に当時世界で2台しかなかった最新型のオプチカル・プリンター「シリーズ1200」を発注していた。慌てた皐はキャンセル打診したが、既に出荷後だった。このため、TBSの映画部にいた長男の円谷一に依頼し、この高額機材をTBSで引き受けてもらうこととした。

また、東宝撮影所にオックスベリー社の最新式オプチカル・プリンター「シリーズ900」が設置される。

1964年(昭和39年)、63歳。日米合作映画『勇者のみ』の撮影現場の視察に、渡辺明、有川貞昌、本多猪四郎とともにハワイを訪れる。また、よみうりランドの水中バレエ劇場「竜宮城」開場に併せ、特殊美術を担当。高山良策の造形物を目に留め、この縁で高山は円谷特技プロと関わるようになる。

一方、TBSでは円谷一の下、前年に円谷特技プロから引き受けたオプチカル・プリンター「シリーズ1200」を生かしたテレビ特撮番組として『UNBALANCE』を企画。この企画は同プロ初のテレビ作品『ウルトラQ』となり、有川貞昌や小泉一、川北紘一ら東宝の特撮スタッフも多数参加した。白黒作品ながら全編映画用の35mmフィルムを使用するという破格の体制で、9月27日より制作開始される。

1965年(昭和40年)、64歳。『太平洋奇跡の作戦 キスカ』『怪獣大戦争』で「日本映画技術賞」を受賞。『キスカ』では、白黒映画の限界に迫るリアルな艦船シーンに公開当時、「実写か? 特撮か?」と議論が起こった。

1966年(昭和41年)、65歳。1月2日より、円谷特技プロが1年かけて映画並みの製作費と体制で製作したテレビ特撮番組『ウルトラQ』がTBSで放映開始。TBS側の意向で怪獣キャラクターを前面に押し出した番組作りもあり、同番組は大ヒット。この『ウルトラQ』は日本全国に一大「怪獣ブーム」を巻き起こすこととなった。

同年、TBSのドキュメント番組『現代の主役 ウルトラQのおやじ』や、『ウルトラマン前夜祭』に出演。

続いて7月より、円谷特技プロのテレビ特撮番組第2弾『ウルトラマン』を放映開始。「変身する巨大ヒーロー」というキャラクターはさらに怪獣ブームを煽った。これらのヒットによって「円谷英二」の名はお茶の間の隅々にまで知れ渡ることとなり、特撮の神様とまで呼ばれるようになった。

また、大阪万博の三菱未来館の映像担当が決まり、カナダへ外遊してモントリオール万国博覧会を視察。この外遊中には招かれてアメリカで『エド・サリヴァン・ショー』に出演、また、イギリスにも歴訪し、ジェリー・アンダーソンのAPフィルムズを訪れ、『サンダーバード』の特撮現場を見学。円谷は翌年に円谷特技プロで制作する『ウルトラセブン』『マイティジャック』のメカ描写で、「『サンダーバード』に追いつけ」として、同作をかなり意識した制作姿勢を見せている。

 

特撮について

「特撮」とは、特殊撮影技術(Special Effects:SFX)を指す略称、またはSFXが多用された映画やテレビ番組などの映像作品を指す総称である。日本では「特撮作品」と呼ばれる大きなジャンルを形成するほど発展している。

撮影技術・特殊効果としての「特撮」は、撮影時のカメラ操作を駆使した逆回し、高速・微速度撮影、コマ撮り、人や物が消えたように見える中抜きなどが作り出され、映像の合成などにより、「実際には存在しない架空の映像」が作られた。

当時の特撮映画としてはアメリカの『ロスト・ワールド』(1925年)、『キングコング』(1933年)、『スター・ウォーズ』(1977年)、日本の『ゴジラ』(1954年)などが挙げられる。『ゴジラ』では円谷英二が特撮を担当し、外国でも大評判となった。これらの映画は後の特撮作品に多大な影響を与えた。

 

 

「ゴジラ」 | 予告編 | ゴジラ 第1作目

 

 

 

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