世界的に大ヒットしているテレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』を手がけるワーナーブラザースジャパン合同会社が制定。
日付は原作の『A Game of Thrones』(George .R.R. Martin著)が初めてイギリスで出版された1996年(平成8年)8月1日から。「ゲーム・オブ・スローンズ」の魅力をさらに多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ゲーム・オブ・スローンズについて
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、中世ヨーロッパに類似するがドラゴンや魔法が存在する架空の世界において、多くの登場人物が入り乱れる群像劇。一つの玉座を巡って様々な人間が画策し争奪する壮大なスケールのファンタジー小説を映像化した作品である。
一つの季節が不規則に数年間も続く大陸ウェスタロスと、海を隔てた東の大陸エッソスが主な舞台である。古代には、ウェスタロスには〈森の子ら〉と呼ばれる小柄な種族が住んでいたが、ここに〈最初の人々〉と呼ばれる民族が侵入して〈森の子ら〉との戦争の後に講和し、〈ホワイト・ウォーカー〉と呼ばれる北からの超自然的脅威に備えるために、協力して〈壁〉と呼ばれる魔法的防壁を築いた。〈壁〉は歴代の王によって支持され、志願者および追放された犯罪者が送られて防御されている。北部にはいまだに〈最初の人々〉の影響が色濃く残り、〈古の神々〉があがめられる。
その後、アンダル人がウェスタロスを征服し、七王国を成立させた。アンダル人の持ちこんだ〈七神正教〉は、北部と〈鉄諸島〉を除くウェスタロス中で信奉されている。
物語の数百年前、エッソスでは古代ヴァリリア帝国が崩壊し、ヴァリリア人のターガリエン家がドラゴンを使ってウェスタロスに襲来し、七王国を征服、解体してターガリエン統一王朝を開き、倒した敵の剣を溶かして作られた〈鉄の玉座〉に座ることになった。
物語の十数年前に、〈ロバートの反乱〉と呼ばれる出来事があった。ターガリエン家の庶流であるバラシオン家がターガリエン王朝を倒して〈鉄の玉座〉に座り、ターガリエン王朝のほとんどは殺されたが、デナーリス・ターガリエンなど一部の血縁の者はエッソスに逃れた。この反乱のきっかけは、ロバート・バラシオンの婚約者でエダード・スタークの妹であったリアナ・スタークが、エイリス・ターガリエン二世王の息子のレイガー・ターガリエンと共に失踪し、これに抗議したエダードの父と兄がともに王によって処刑されたことであった。ロバートとエダードは、里親であったジョン・アリンと共に反乱軍を立ちあげた。王は自らの護衛〈王の盾〉であったジェイミー・ラニスターによって裏切られて殺され、ロバートが代わって新王朝をひらいた。エダードはタリー家を味方につけるため、キャトリン・タリーと結婚した。リアナもレイガーも死に、エダードはジョン・スノウを自らの落とし子として戦いから連れ帰った。その後はジョン・アリンがロバートの〈王の手〉として、宰相の役目を担った。ロバートは、反乱に加わったラニスター家から、ジェイミーの双子の姉のサーセイ・ラニスターを娶った。
その数年後、〈鉄諸島〉のグレイジョイ家が反乱をおこしたが鎮圧され、幼いシオン・グレイジョイはスターク家の人質となってウィンターフェルで育てられることとなった…。
2011年(平成23年)春から放送が始まり、最新の第7シーズンは、7エピソードで2017年(平成29年)7月16日から放送された。2019年に放送される、6エピソードの第8シーズンでシリーズを完結させると公式に発表された。
「ゲーム・オブ・スローンズ」第1章から最終章