2007(平成19)年8月23日Twitterで「#ハッシュタグ」が採用された。
「#ハッシュタグ」記事のタグ付け記号として使用されるコードの一種。
特定のトピックに関する投稿を、公式のTwitter検索から一覧して見ることができるように、キーワードの前に#を置いて投稿する。以前は日本語を含むマルチバイト文字に対応していなかったが、2011年7月13日から日本語の「#ハッシュタグ」が利用できるようになった。
#ハッシュタグ
SNS上で記号の「#(ハッシュマーク)」を入れたキーワードを見かけたことがあると思いますが、この「#(ハッシュマーク)」こそがまさにハッシュタグと呼ばれているものです。 ハッシュタグはSNSの投稿に対する“タグ”として利用され、ハッシュタグの後に特定のキーワードを付与することで投稿がタグ化されます。タグ化されることによって同じキーワードでの投稿を瞬時に検索することができたり、趣味・関心の似たユーザー同士で話題を共有することが可能です。
例えば、あなたが「スイカ」に関する色んな投稿を見たいと思ったとします。(スイカでなくても構いません)そこでSNSの検索エンジンにて「#スイカ」と入れて検索をかけてください。 するとどうでしょう?不思議なことに、スイカに関する最新の投稿から一覧で表示されます。これは、同じハッシュタグをつけているユーザーの投稿です。 「でもそれならハッシュタグなんて付けなくても、普通に検索すればいいじゃない?」と思った方、するどいですね。確かに、ハッシュタグを付けなくても「スイカ」と検索すれば同じキーワードが使用された投稿が表示されます。しかし、ここで問題となるのが「必ずしもスイカに関連した投稿が表示されるとは限らない」ということです。例えばハッシュタグなしで「スイカ」と検索してみると、JR東日本の「Suica」に関する投稿まで表示されてしまいます。 また、投稿内に「スイカ」というキーワードがなければ例えスイカに関する投稿でも表示されません。(例えば画像のみ投稿など) つまり、あなたの興味・関心がピンポイントで反映された投稿を検索したり、同じようなユーザーと情報を共有したいという場合はハッシュタグで検索をかけたりハッシュタグ付きで投稿することがベストなのです。
ハッシュタグとは、言葉やスペースの無いフレーズの前にハッシュ記号(番号記号)、
#
を付ける形のラベルである。メタデータタグタイプであり、ミニブログやFacebook、Google+、インスタグラム、Twitter、VKといったソーシャル・ネットワーキング・サービスに投稿したメッセージにおいて言葉やフレーズの前に#(ハッシュタグ)を付けると、文章内に表示される(例として「New artists announced for #SXSW2014 Music Festival」というような文章)か、文章の語尾に追加される。ハッシュタグの例として #dontjudge という表記がある。言葉のハッシュタグはまた、ハッシュタグの文脈において使用された自身のハッシュ記号を参照することができる。
ハッシュタグは同じようなタグ付きメッセージを収集することができ、それが存在する全メッセージの電子的検索もできる。日本語では、ハッシュタグを使って情報収集することを「タグる」と呼ぶこともある。
利用が広がったことで「hashtag」は2014年6月に『オックスフォード英語辞典』に収載された。
#ハッシュタグの活用
「何でもいいから、何かためになること知りたいな~」 →#有益なことをつぶやこう で検索 「映画に関する情報とかレビューが見たいな~」 →#映画 で検索 「みんなどんな音楽聴いてるんだろう?」 →#Nowplaying で検索 ※上記はいずれもTwitterの例です といった具合に、その時自分が興味・関心のあることを検索するだけで、何でもない知識から最新のトピックまで様々な情報を得ることができます。 そして自分が「この情報を多くのユーザーに発信したい!」というものがあれば、情報に関連したハッシュタグを付ければいいのです。
#ハッシュタグの起源と使用
番号記号は情報技術において、特別な意味を強調することに使用されることが多い。1970年代の例では次に記号や番号を置くときにPDP-11のアセンブリ言語において直接のアドレスモードを表示するのに使用されていた。1978年、ブライアン・カーニハンとデニス・リッチーはC言語でCプロセッサーが最初に処理しなければならない特別なキーワードに「#」を使用した。ハッシュタグが発明される以前から、番号記号は北米外の数か国で「ハッシュシンボル」と呼ばれていた。
その後番号記号はIRCでグループや話題をラベル付けするために使用されるようになった。チャンネルや話題はIRCネットワーク全体で利用可能で、#というハッシュ記号が前に付けられている(対照的にローカルからサーバーへはアンパサンド(&)が使用される)。
クリス・メッシーナはIRCでの番号記号使用に触発される形で、ミニブログネットワーク上で関心のある話題をタグ付けするためにTwitter上で同じようなシステムを使うことを提唱した。クリスはTwitterに初めてのハッシュタグを次のように投稿した:
how do you feel about using # (pound) for groups. As in #barcamp [msg]?(→グループ付けに# (ナンバー)を使うのはどうだろう?#barcamp [メッセージ]のように。)—Chris Messina、(“factoryjoe”), August 23, 2007
国際的にハッシュタグは2009年イラン大統領選挙暴動をきっかけにTwitter投稿の書き方の特徴となっていき、英語やペルシア語でのハッシュタグはイラン内外のTwitterユーザーにとって役立つものになっていった。ハッシュタグという言葉が初めて使用されたのはストウ・ボイドによる2007年8月26日付のブログ記事で「ハッシュタグとはTwitterでのグループ化である」と辞書編集者でアメリカ方言学会新語委員会委員長のベン・ジマーが述べている。
Twitterはツイート内の全てのハッシュタグのハイパーリンク化を開始し、ハッシュタグ化された言葉(や一般的にスペルを間違えた言葉の標準スペル)のTwitter内検索結果を表示できるようになった。2010年、Twitterは「トレンド(Trending Topics)」という人気急上昇のハッシュタグを掲載するコンテンツを掲載するようになった。Twitterにはトレンドリストにスパムが入らないようにしたり、話題のハッシュタグを中立的に提供したりするためのアルゴリズムがある。
中華人民共和国では、新浪微博や騰訊微信といったミニブログが「#ハッシュ名#」という二重ハッシュタグという形式を取っているが、これは漢字間にスペースが無いために閉じるためのタグが必要なためである。対照的に、Twitterで漢字(や同じようなスペース問題を抱える正書法)を使用するときに、ユーザーは’我#爱你’というように言語学的に自然な表現を維持するためにハッシュタグ化された要素の前後にスペース(例として’我#爱你’ではなく’我 #爱 你’)かZWNJを挿入しなければならない。