Live At The Hollywood Bowl by The Beatles
史上最高のロックバンドは史上最高の【ライブ】バンドだった…。
1977年に発売された奇跡のライブ音源がオリジナルの3トラックのテープからリマスターされクリアな音源になって帰って来た…。
嵐の様な歓声の向こうに真実のライブバンドとしてのビートルズの実像が見える…。モニタースピーカーもイヤモニもない時代…渦を巻く嵐の様な歓声の中で自分たちの演奏している音もろくに聴こえない…たよりになるのは自分たちのギターアンプ、ベースアンプから出てる音のみという…今では考えられない過酷な状況のな中で彼らはいったいどうやって演奏していたのか。
リンゴに至っては頼りのアンプよりも後ろのポジションで、ろくに聴こえないギターやベースの音で、どうやって演奏していたのか想像も出来ない…。
しかし、このアルバムで聴ける演奏は紛れもなくビートルズの音なのだ…。テンポも安定しているし演奏のキレはもちろんコーラスワークもほぼアルバム通りの完璧さで演奏されている…まるでマジックか奇跡だ。
彼らは60年代初頭からリバプールやドイツのハンブルグで毎晩の様に演奏をしていたので、ライブバンドとしての経験を積んできているとはいえ、ここまで素晴らしいとは…
「All My Loving」でのジョンの三連のリズムギターもポールのランニングベースのフレーズも瑞々しさに溢れている。彼らは史上最高のロックバンドであり、真実のライブバンドであったのだと…確信させてくれた。そう、ビートルズは最高のライブバンドだったのだ。
2020.02.06 なぐ
■ザ・ビートルズがライヴ・バンドとして最も輝いていた1964年と1965年、ロサンジェルスのハリウッド・ボウルで行われ、いずれもソールド・アウトになった3回の公演の歓びに満ちたエネルギーをとらえたニュー・アルバム!
■1977年に発売となった13曲入りのアナログ盤(邦題:『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ! 』)はすでに廃盤となっていますが、今作はそのアルバムの単なるリイシューではなく、コンサートのオリジナル3トラックのテープを直接のソースにして作られた、全く新しいアルバムです。 コンサート会場の熱気と興奮を保持しつつ、現在望みうる最高の鮮明さと音質でバンドのパフォーマンスを再現するため、グラミーを受賞したプロデューサーのジャイルズ・マーティンと、同じくグラミーを受賞したエンジニアのサム・オーケルは、ジャイルズの父であるサー・ジョージ・マーティンがプロデュースしたオリジナル・アルバム収録の13曲の他に、
この歴史的なコンサートから「4曲」の未発表レコーディング曲を新たに追加、アビイ・ロード・スタジオで念入りなリミックスとリマスターを施しました。
■アカデミー受賞監督のロン・ハワードによる、彼らの初期のキャリアを追った高い期待を集めるバンド公認の長編ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Eight Days A Week – The Touring Years』に合わせてリリース。映画は9月15日にロンドンで開かれるワールド・プレミア・イヴェントをへて全世界で劇場公開され、日本では9月22日に封切。
■高名なジャーナリスト、デヴィッド・フリッケのエッセイを収めた24ページのブックレット付。
■パッケージはデジスリーヴ仕様(現行のオリジナル・アルバムと同様)。
■日本盤のみSHM-CD仕様。
【収録曲】
1.ツイスト・アンド・シャウト Twist and Shout(1965年8月30日)
2.シーズ・ア・ウーマン She’s A Woman(1965年8月30日)
3.ディジー・ミス・リジー Dizzy Miss Lizzy(1965年8月30日/1965年8月29日――1曲にエディット)
4.涙の乗車券 Ticket To Ride(1965年8月29日)
5.キャント・バイ・ミー・ラヴ Can’t Buy Me Love(1965年8月30日)
6.今日の誓い Things We Said Today(1964年8月23日)
7.ロール・オーバー・ベートーヴェン Roll Over Beethoven (1964年8月23日)
8.ボーイズ Boys(1964年8月23日)
9.ア・ハード・デイズ・ナイト A Hard Day’s Night(1965年8月30日)
10.ヘルプ! Help!(1965年8月29日)
11.オール・マイ・ラヴィング All My Loving(1964年8月23日)
12.シー・ラヴス・ユー She Loves You(1964年8月23日)
13.ロング・トール・サリー Long Tall Sally(1964年8月23日)
14.ユー・キャント・ドゥ・ザット You Can’t Do That(1964年8月23日――未発表)
15.抱きしめたい I Want To Hold Your Hand(1964年8月23日――未発表)
16.みんないい娘 Everybody’s Trying To Be My Baby(1965年8月30日――未発表)
17.ベイビーズ・イン・ブラック Baby’s In Black(1965年8月30日――未発表)
★未発表音源4曲収録