なぐブロ

音楽大好き、ギター大好き、カメラ&写真大好き、デジタルガジェット大好き、美味しいもの大好き、日々の生活の中で気になったもの、興味をもったものを自分なりの視点で取り上げて紹介しています。

日記 生活

1月6日今日は何の日?:ケーキの日

投稿日:

1879年(明治12年)の1月6日、上野の風月堂が日本初のケーキの宣伝をした。

東京日日新聞に掲載された広告の内容は「文化は日々開けていき、すべてのものが西洋風になってきていますが、ただ「西洋菓子(ケーキ)」をつくっている人はいません。そこで当店では外国から職人を雇ってケーキをつくり、博覧会へ出品したところ大好評でした。ぜひご賞味ください。」というものだった。

 

ケーキについて

ケーキ(cake)とは、洋菓子の一種で、日本では一般的にスポンジケーキにクリームを塗り果物を載せたものを指す。その他、クリームや果物を載せないチーズケーキやレアチーズケーキ、フルーツケーキなどもある。

多くの場合、小麦粉に砂糖・卵・油脂類・牛乳・香料などを混ぜて焼いて作られる。ケーキの種類には、ショートケーキやチョコレートケーキ(ガトーショコラ)、バターケーキ、シフォンケーキ、ロールケーキ、モンブラン、パンケーキなどがある。

日本では、円形ケーキのサイズを「号」という単位で表示している。この「号」はケーキ本体の直径を表しているが、これは日本で過去に計量単位として使用されていた「尺貫法」から由来するものである。

1号は直径1寸(約3cm)を意味し、1号大きくなるごとに3cmずつ直径が長くなる。その大きさは、4号:12cm、5号:15cm、6号:18cm、7号:21cm、8号:24cmとなっている。

 

ケーキの歴史

最古のケーキはスイスの新石器時代の村落跡から見つかっている。ただし、古代世界におけるケーキとは、穀物などを練ってパテ状にした平らで固いものを指す。このようなケーキは古代ギリシア、古代ローマ時代にもさかんに作られ、特に宗教儀式に用いられた。例えば、古代ローマのマルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス(大カトー)は著書の「農業論」の中で様々なケーキを列挙している。

現代のケーキのルーツはいくつかあり、その一つはパンである。長い歴史の中でケーキとパンの概念の差は非常に曖昧であるが、「ぜいたくな平らなパン」をケーキと称していたようである。1398年に書籍翻訳家のトレヴィサのジョンがケーキの最大の特徴として、焼いている最中にひっくり返して両面を平たくすることであると記述している。

ポリッジ(オートミールなどの穀物を水や牛乳でおかゆにしたもの)もまたケーキのルーツの一つである。ポリッジにプラムを利用したプラムポリッジはおかゆというよりも、固形に近く、これを蒸してプディングにする製法が生まれた。そしてこれを焼いたものが中世の初期のフルーツケーキとなった。

またもう一つのルーツとして、パンケーキがある。パンケーキは小麦粉に牛乳と卵をといて焼いたものである。卵の膨張力を利用してふくらませるという製法が現代のケーキへの道をつけている。

卵白の膨張力は古くから知られており、ルネサンス期の料理書にも記述されている。フォークの普及以前では卵白の撹拌作業は非常に大変な作業ではあったものの、次第に卵白を撹拌したものを菓子などのふくらみに利用されるようになっていった。1615年には現代のスポンジケーキと同じようなレシピが掲載された本が出版されている。(ジャーヴェス・マーカムの 「The English Housewife」)

17世紀、18世紀の調理器具の発達も重要である。輪型が作られなければ、円柱状のケーキは難しかっただろう。またオーブンの発達もケーキの進化に寄与している。特に1780年に調理用レンジが発明され、温度管理が容易になった。

また、18世紀初期、料理人はイーストの代わりに卵を使えばケーキが膨らむということ気づいていたようで、1727年エリザベス・スミスが「Compleat Housewife」の中で卵だけで膨らませるケーキのレシピを何点か載せている。ただし卵だけでふくらませるには大量の卵が必要であった。

そして化学的膨張剤が出現する。1790年代アメリカでは真珠灰(パールアッシュ)が利用され始めた。これは短時間にケーキをふくらませることはできたが、風味が良くなく、そのうち重曹にとって変わられた。1850年頃、ベーキングパウダーが発明され現代の軽くて柔らかいケーキが誕生したのだ。

 

 

いちごのショートケーキの作り方 How to make Chantilly Fraise

 

 

濃厚しっとりマーブルチョコパウンドケーキの作り方 How to make Marble Cake

 

 

 

top

top

-日記, 生活
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

3月18日今日は何の日?:人類初の宇宙遊泳が実現

1965(昭和40)年3月18日、ソ連の宇宙衛星船 ボスホート2号 が打ち上げに成功しました。 同船は地球を17周する間に船外作業を実施。 その過程で、乗船していたアレクセイ・レオーノフ飛行士が宇宙船 …

10月24日今日は何の日?:マーガリンの日

1869(明治2)年、時のナポレオン3世が当時フランスで不足していたバターの代替品を募集。 この時、化学者のイポリット・メージュ=ムーリエ博士が、 バターに似せて作ったマーガリンを考案した との記録が …

9月9日今日は何の日?:オオサンショウウオの日

京都府京都市下京区の梅小路公園内にある京都水族館が制定。 日付は、オオサンショウウオが繁殖期に入り行動が活発になる9月上旬であることと、その姿が数字の9に似ていることから9月9日としたもの。「水と共に …

3月28日今日は何の日?:三ツ矢の日・三ツ矢サイダーの日

東京都墨田区吾妻橋に本社を置き、「三ツ矢サイダー」など各種飲料水を製造・販売するアサヒ飲料株式会社が2004年(平成16年)に制定。 日付は「み(3)つ(2)や(8)」(三ツ矢)と読む語呂合わせから。 …

2月24日今日は何の日?:南国忌

小説家・直木三十五(なおき さんじゅうご)の1934年(昭和9年)の忌日。代表作の小説『南国太平記』から「南国忌」と呼ばれている。   直木三十五について 1891年(明治24年)2月12日に大阪府大 …

side

なぐ:50代のおじさんです。
音楽、ギター、写真、ガジェットと多趣味で好きなことは夢中になるタイプ。最近は5ヶ月で25kgのダイエットに成功。