約2500店が加盟している東京都麺類生活衛生同業組合が制定。
日付は、新そばの時季を迎えるのが10月であり、10=十は「そ」、8=八は「ば」と読めることから。美味しいそばをもっと多くの人に味わってもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
蕎麦
蕎麦(そば)とは、穀物のソバの実を原料とする蕎麦粉を用いて加工した、日本の麺類、および、それを用いた料理である。中華そばなどと区別して日本蕎麦(にほんそば)とも呼ばれる。
本来、蕎麦にはさまざまな食し方があるが、麺にした蕎麦、すなわち蕎麦切り(そばきり)が普及してからは、単に蕎麦と言うと蕎麦切りを意味する。麺が千切れやすくなるため、蕎麦粉だけで蕎麦切りを作ることは少なく、大抵は小麦粉のつなぎが用いられる。
歴史は古く、寿司、天ぷらと並ぶ代表的な日本料理である。この蕎麦の調味として作られる「つゆ(蕎麦汁)」は、地域によって色・濃さ・味になどに明らかな違いがあり、その成分も各地によって好みが分かれる。蕎麦を供する場合には皿(竹簾が敷かれている専用の蕎麦皿など)やざる(ざるそば用)、蕎麦蒸籠などが用いられる。蕎麦つゆを供する場合には徳利(蕎麦徳利)と猪口(蕎麦猪口)が用いられることが多い。また汁を張った丼に蕎麦をいれて供するものもある。蕎麦は専門店のみならず、外食チェーンなどのメニューにも載っており、小売店などでも麺が乾麺、生、または茹で麺の状態で販売され、カップ麺としても販売されている。
- 年越しそば
- 引っ越しそば
など割と古くから親しまれている蕎麦を改めて再認識してもらい、新たな蕎麦の魅力を見出すことが提唱されております。ちなみに、
日本三大蕎麦は、
- 出雲そば
:島根県 - わんこそば
:岩手県 - 戸隠そば
:長野県
とされており、江戸時代に江戸の庶民に愛された
江戸前三大そばは
- 藪蕎麦
- 更科蕎麦
- 砂場蕎麦
と言われております。
「蕎麦」の持つ様々な効能
コレステロールを抑制
蕎麦には、コレステロールの増加を抑制すると言われる食物繊維がたっぷり入っています。その含有量は、実に白米の2.5倍で、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞に対する予防効果が認められています。また、あっさりとした食材と思われている蕎麦ですが、蕎麦の実には2~3%の脂質が含まれ、その約30%をリノール酸が占めています。リノール酸も血中コレステロール値を低下させる油脂のひとつです。他にも、コレステロールが小腸で吸収されるのを阻害するステロール類といわれる脂質を含有しています。
毛細血管を強化するルチン
最近、サプリメントの成分としても注目されているルチン。蕎麦はこのルチンを豊富に含む食品です。ルチンは毛細血管を強化する働きを持つポリフェノールの一種で、ビタミンCと一緒に摂るとその効果はさらに高まるそうです。ということは、蕎麦を食べる時に野菜や果物も一緒にいただけばより効果的ということですね。また、ルチンは蕎麦湯にも豊富に含まれているので、蕎麦を食べ終えたら必ず飲んでおきましょう。さらに、ルチンは、紫外線からお肌を守ってくれる効果も持っています。女性の方なら、毎日でもお蕎麦を食べたくなるのではありませか? その上、ミネラルも豊富なので、貧血予防にも威力を発揮します。
血圧を下げる効果
もうひとつ、注目すべき成分を蕎麦は多く含んでいます。それは「ACE阻害物質」です。あまり聞き慣れない名前ですが、これは血圧を下げようとする物質を壊す酵素(ACE)の働きを妨げる成分です。万病のもとと言われる高血圧が、おいしいお蕎麦で防げるのは、まさに朗報です。やはり、意識してお蕎麦を食べる習慣をもったほうがよさそうですね。
栄養面から見る更科蕎麦と藪蕎麦の違い
代表的な蕎麦の麺には、上品な更科蕎麦と野趣に富んだ藪蕎麦があります。これについても好みの分かれるところですが、栄養面から考えると、この2種類はどちらも食べたほうがいいようです。というのも、蕎麦の実の中心部分を使う更科蕎麦には「ACE阻害物質」が多く含まれ、主に蕎麦の実の外側を使う藪蕎麦にはルチンが多く含まれているからです。また、そばは喉ごしを楽しむものと言われますが、栄養学的にはしっかり噛んだほうが効率よく吸収されるようです。
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