東京都江東区木場に事務局を置き、物流用パレットを扱う企業によって構成される一般社団法人・日本パレット協会(JPA)が制定。
パレット(pallet)とは、物流に用いる、荷物を載せるための荷役(にやく)台のことである。工場やトラック、コンテナ、倉庫、運送会社の営業所などでの荷役作業の効率化や生産性の向上を目的として使用される。
最も代表的な「平パレット」(ひらぱれっと)の他に、上部構造物がある「ボックスパレット」、車輪が付いた「ロールボックスパレット」、支柱がある「ポストパレット」、シート状の「シートパレット」など多くの種類が存在する。
平パレットは、上部構造物がなく、フォーク(爪)の差込口を持つ。その差込口にフォークリフトやハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げ、移動させることが出来る。パレットの主な素材として、木材・金属・プラスチック・紙などがある。
物流用パレットのJIS規格では、主要なサイズ(積載面の寸法)が11型(1100×1100mm)と12型(1200×1000mm)となっている。日本パレット協会(Japan Pallet Association:JPA)などにより、この2つのサイズをアジア経済圏の共通サイズとして定着させるための活動が行われている。
このような背景から、記念日の日付は物流用パレットを象徴する2つの型(11型・12型)の数字にちなみ11月12日とした。
日本の物流において、その荷役作業の効率化には欠かせないパレットの認知度向上が目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
パレット
パレット(pallet)は、物流に用いる、荷物を載せるための荷役台。もっとも代表的な平パレットの他に、ボックスパレット、シートパレットなどの多くの種類が存在する。
工場やトラック、コンテナ、倉庫、運送会社の営業所などでの荷役作業の向上や生産性向上による効率の最適化、作業負担の軽減や扱いをし易くするために使用される。一般的なパレットであれば、運搬の際には台上に荷物を載せ、パレットの脚と脚の間にフォークリフトやハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げる。標準的なパレットであれば一枚で1トンの移動が可能であり、荷物をはい付けた状態で2段、3段と重ねたり、パレットラックなどの保管設備に格納したりすることができる。材質は木材でできたものが多いが、湿気などに強い合成樹脂製も多くなっている。
なお、航空輸送(とりわけ航空会社)においては、アルミ合金で作られた板状のULDをパレットと呼ぶ。その場合、本項で述べているものは、スキッド(skid)と呼ぶことが一般的である。
荷役はかわる 通運のパレット作業(1958)|物流アーカイブズ|日本通運