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11月1日今日は何の日?:紅茶の日

投稿日:

1983年(昭和58年)に日本紅茶協会が制定。

1791年(寛政3年)のこの日、暴風雨のためロシアに漂着した船頭の大黒屋光太夫(1751~1828)が、ロシアの当時の首都ペテルブルク(現在のサンクトペテルブルク)で女帝エカテリーナの茶会に招かれ、日本人としては初めて紅茶を飲んだ。

紅茶が日本に初めて輸入されたのは1880年代だったが、日本には緑茶があるため、すぐには定着しなかった。1952年(昭和37年)、大阪に日本で初めての紅茶専門店「MUSICA」が開店し、東京都内には1974年(昭和49年)に初めて紅茶専門店ができた。

 

紅茶の茶葉

紅茶は伝統的に中国で栽培されていたチャノキ(学名:Camellia sinensis (L.) Kuntze 基本変種)の葉から作られていたが、1823年にインドのアッサム地方で高木になる変種のアッサムチャ(学名:Camellia sinensis (L.) Kuntze var. assamica (J.W.Mast.) Kitam.)が発見され、以後はインドやスリランカなどでは後者の栽培が盛んになった。ただし、ダージリン等では基本変種の栽培も各地で行われており、また両者の交配も進んでいるため、産地のみでいずれの種類かを特定することはできない。なお「クローナル」とは「栄養繁殖で増やした」という意味である。種子によって繁殖する実生と区別するための呼称であり、園芸品種や育種上の系統を表すものではない。基本変種とアッサムチャの交配種と説明される場合があるが、これは誤りである。クローナルとはあくまでも繁殖方法を表す言葉である。したがって基本変種のクローナル、アッサムチャのクローナル、交配種(ハイブリッド)のクローナルが存在する。アッサムチャは基本変種より渋みを示す成分が非常に多いといわれており、一般に、アッサムチャまたは交配種の方が安価である。

 

紅茶の生産

紅茶の最大の生産国はインドで、次いでスリランカ、さらにケニア、トルコ、インドネシアと続く。中国は茶の生産全体ではインドとスリランカの間に入るが、緑茶と区別した統計がないため、詳細は不明である。

一般に高い標高の、冷涼な環境で栽培されるものには、香りの優れたものが多く、強い日射の低地で栽培されたものに味に優れ(ただし、比較的アクの強いものとなる)、茶湯の水色の濃いものが多いとされる。ダージリン、ウバ、キーマンなどは前者に、ルフナ、アッサムは後者に入る。一般に前者のものが高価である。近年では強い渋味を好む中近東地域で低地産紅茶の消費が増えている。

スリランカでは製茶工場の標高により、1,219m (4,000ft) 以上のものをハイ・グロウン、610m (2,000ft) 以下のものをロウ・グロウン、その間のものをミディアム・グロウンと区別している。

収穫期によっても品質は変化する。

ダージリンティーの場合

一番茶の採れる3・4月には、香りの優れた緑がかったもの、続く5・6月には味・香りともに優れたものが採れる。7・8月の雨期には香りのない低品質のものとなる。9・10月に採れる秋茶は主にブレンド用とされる。

セイロンティーの場合

産地により最高品質の茶が採れる季節(「クオリティ・シーズン」と呼ぶ)が異なる。例えば、ウバは7・8月、ディンブラは1・2月となる。

 

飲み物としての紅茶

茶葉を熱湯で抽出し、その抽出液を飲用する。抽出の方法にはいくつかの種類があり、「淹れる人ごとに各々の決まりがある」と言われている。

好みにより、砂糖、ミルク、レモン、ジャムなどを入れて飲むが、後述するようにこれは茶湯の水色の呈色に影響する。ティーバッグを使えば、手軽に紅茶を楽しむことができる。さらに、シナモンなど入れて飲んだりすることがあり、独特の風味や味を楽しむことができる。これは、シナモンティーという。

紅茶とミルクを合わせたもの、いわゆるミルクティーをいれる際に、ミルクを先に入れるか、紅茶の中にミルクを落とすかが、紅茶好きの間では常に議論の種になる。イギリス王立化学会が2003年6月24日にレポート『How to make a Perfect Cup of Tea(完璧な紅茶の入れ方)』で「冷たいミルクを先に入れたほうが良い」と発表したが、これは熱い紅茶の中にミルクを注ぐとミルクのタンパク質が変質し風味を損ねてしまうことが化学分析の結果明らかになった、というものである。しかしイギリスでミルクといえば低温殺菌牛乳が主流であるため、おそらく低温殺菌牛乳のミルクを使った場合の話と考えられる。

また、「ミルクを先に入れるべき」との根拠として熱い紅茶を上質な薄手の茶器に注いだ場合、熱によりひびが入る可能性があるため冷たいミルクで緩和するというものがある。しかしこれも予め茶器を温めておくことにより回避は可能である。他にはミルクを先に入れた方が入れたミルクの量が判りやすいという根拠もある。

 

紅茶の効能

脳卒中予防・血圧上昇を抑える

血圧は健康のバロメーターとして良く測定されます。特に私たち日本人の食生活は塩分を多くとりがちですから高血圧になりやすく、これが原因でおこる病気にかかりやすいものです。ラット(ハツカネズミ)を通常のエサで飼育したものと、茶カテキンを用いて飼育した場合とでは、脳卒中による死亡が2週間も遅延する結果が報告されています。

ガンを抑制する

ガンについてはまだ詳しいことは明らかになっていませんが、その80%は食生活などの生活環境によるものと考えられています。実際、健康を意識した食事をすることによって、ガンの発生が予防または減少したという報告もされています。ガン細胞は血液中を移動して別の組織の血管の内側に接着し、そこで増殖(転移)します。
しかし、紅茶の主な成分であるポリフェノールは、ガン細胞が別の血管に接着するのを著しく阻害することが動物実験でわかってきました。

動脈硬化の進行を抑える

軽い切り傷であれば、放っておいてもやがて出血は止まり、傷口はふさがります。これは血液中の血小板が出血の起こっている患部に凝集して、血液を固めてくれるからです。このように、血小板は私たちの体にとって重要な働きをしています。
ところが、私たちの体に有効であるはずの血小板の凝集作用が必要以上に増進すると、今度は逆に病気を引き起こすことになるのです。血管内で血液が固まって血栓ができ、血液の循環を妨げてしまうのです。血栓が脳や心臓の動脈内にできれば、脳梗塞や心筋梗塞といった恐ろしい症状につながります。
この血栓ができる主な原因として動脈硬化の進行があげられます。動脈硬化とは簡単にいえば血管の老化現象です。 血管内にコレステロールや脂肪、カルシウムなどが沈着して、血管壁が硬く、内腔が狭くなる状態をいいます。これが進むと血小板の凝集作用が高まって、血栓ができやすい状態になってしまいます。その血栓の予防に紅茶が有効であるという実験報告があります。ある大学教授のグループで、長年、お茶や野菜、果物などをはじめとする食品の血小板の凝集抑制作用を調べた結果、紅茶と緑茶に効果のあるものが多く、中でもセイロン(スリランカ)産、ケニヤ産、アッサム産の紅茶に比較的効果が強く認められました。また、別のグループではお茶のカテキン類(渋み成分)が血中コレステロールに対してどのような影響を及ぼすかの実験を行いました。そして実験の結果、カテキン類が食事により増加する過剰な悪玉コレステロールを抑える作用があることがわかりました。そのほか血栓の予防にもかなりの効果をもつものと期待されています。

アレルギー予防にも効果

花粉症をはじめアレルギー性鼻炎、気管支ぜんそくなど、アレルギー疾患の症状を和らげたり予防したりするのに紅茶が大変有効であることが、実験で立証されています。
アレルギー疾患は体内に異物(抗原)が侵入すると、リンパ球がそれに反応し、抗体を生み出します。そこに再び抗原が入ってくると、細胞内にさまざまな抗原抗体反応が起こり、くしゃみ、鼻水、頭痛、かゆみなどの症状が表れるのです。実験では、アレルギー反応に深く関与する抗体を持ったラット(ネズミ)に紅茶、緑茶、ウーロン茶を与えたところ、どのお茶にもアレルギーを約50%抑える効果が認められました。
アレルギーには花粉症などの即時型アレルギーと、アトピー性皮膚炎のような遅延型アレルギーがありますが、どちらのタイプにも明らかな効果があったということです。

精神的にリラックスさせてくれる

紅茶を飲む前と飲んだあとで、精神的に違いがあるかどうか、脳波を調べた実験報告があります。それによると、紅茶を飲んだあとのほうが、精神的にリラックスしていることが認められました。しかも紅茶の香りをかいだ時点ですでにリラックス効果が表れていることがわかりました。紅茶にはリラックス効果がありますので、ストレスを解消してくれます。また、慢性疲労を感じる方にもお勧めです。

 


 

美味しい紅茶の入れ方 ahmad tea アーマッドティー

 

紅茶の入れ方/レモンティー

 

 

 

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なぐ:50代のおじさんです。
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