東京都千代田区霞が関に本社を置き、「辛ラーメン」(シンラーメン)などの即席麺・スナック・韓国食品を製造・販売する株式会社農心ジャパンが制定。
日付は「辛い」は英語で「ホット」なので、4(フォー)と10(トウ)でホットと読む語呂合わせから。じっくりと煮込んだビーフスープの旨味と厳選された唐辛子の辛さが調和したインスタント麺である韓国を代表する味の「辛ラーメン」をさらに多くの人に味わってもらうことが目的。
「辛ラーメンの日」を記念して、プレゼントキャンペーンなどを実施している。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
辛ラーメンについて
「辛ラーメン」は、1986年(昭和61年)に韓国の食品会社・農心(ノンシン)から発売された。辛味を好む韓国人の食欲を捕らえ、韓国インスタントラーメン市場に辛味旋風を起こした。
「旨さ」と「辛さ」がマッチした絶妙な美味しさがクセになる「うまからっ!」味である。包装は辛味を感じさせる赤色のデザインで、袋入りインスタントラーメンとカップラーメンの2種類がある。
沿革
1986年10月に発売された。辛味を好む韓国人の食欲を捕らえ、韓国インスタントラーメン市場に辛味旋風を起こした。添付された粉末スープの味は、唐辛子調味粉の辛味で、加薬として、フリーズドライのシイタケ、ネギ、ニンニクが添付されている。麺は強力粉配合である。包装は辛味を感じさせる赤色でデザインされている。袋入りインスタントラーメンだけでなく二種類のカップラーメンもある。
韓国のインスタントラーメン市場で19年連続市場占有率首位(72%)を維持しており、世界70カ国以上に輸出されている。韓国では生の中華麺を用いたラーメンは普及しておらず、韓国でラーメンと言えば辛ラーメンを指すのが普通である。麺がスープで煮込むことを前提として作られているため、プデチゲにも当製品の麺が入れられている。
2012年、ユニクロから「韓国の代表的な商品で日本で認知度が高い辛ラーメンを衣類制作に活用したい」という提案を受け、辛ラーメンのロゴが入ったTシャツ「辛ラーメンUT」の販売を許可した。
2015年、農心では辛ラーメンの売れ行きを把握するための独自調査を行った。2015年下半期(7/1〜11/27)を調査した結果、ID付きPOSデータで判明したリピート率は30.04%。3回に1回の割合で、消費者が辛ラーメンを再度購入していることが判明した。これはインスタント袋麺売上個数上位30品の中で最高数値である。
30周年を迎えた2016年には、「30周年限定パッケージ」の辛ラーメンを販売。「世界で愛されている辛ラーメン」を表現した、「地球のパッケージの辛ラーメン」が期間限定で販売された。1986年の発売開始から30年経った現在でも、1日平均300万個が販売されており、変わらぬ人気を誇る。韓国インスタント麺市場では、「辛ラーメン」だけで25%のシェアを占めている。また、最近では、辛ラーメンへの「ちょいたしアレンジ」や「アレンジレシピ」も話題となっている。
また、大韓航空・アシアナ航空を始めとした韓国のほぼ全ての航空会社の機内食としても採用され、韓国以外の航空会社も採用する動きが見られる。
なお、蛇足であるが、辛ラーメン発売前年の1985年(昭和60年)には、日本で激辛ブームが起こっており、その口火となったのは、ベルフーズ(現クラシエフーズ)が同年11月に発売した「カラメンテ」とされている。
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