
香川県三豊市に本社を置き、各種の冷凍食品の製造・販売を手がけ、全国の量販店、コンビニ、外食産業などに流通させて、日本一のコロッケメーカーを目指す株式会社「味のちぬや」が制定。

日付は庶民の味方として親しまれてきたコロッケを春の行楽シーズンに家族で食べてもらいたいとの願いと、「コ(5)ロ(6)ッケ」と読む語呂合わせから。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
コロッケについて

コロッケは、明治時代の文明開化の中で日本に伝えられた西洋料理の一つで、そのルーツは、フランス料理の前菜の一つである「クロケット」(フランス語:croquette)であるとされている。クロケットの「クロケ」(croquer)はフランス語で動詞「バリバリ食べる」の意味で、「クロケ」が訛って「コロッケ」という言葉が生まれたといわれている。
大正時代の末期から昭和時代の初めにかけて、コロッケを含む洋食が広く大衆に普及した。現在では、精肉店などで販売されるほか、家庭でも調理され、庶民の味となっている。また、冷凍食品としても開発が進み、手軽に美味しいコロッケを食べることができるようになった。コロッケは、トンカツ、カレーライスとともに「大正の三大洋食」または「日本の三大洋食」とも呼ばれている。
日本独自の進化を遂げたコロッケは、日本国外でも日本の料理の一つとして紹介されるようになった。日本国外に逆輸出される日本のコロッケは、日本語そのままに「Korokke」の名前で呼ばれている。
肉屋のコロッケはうまい
「肉屋のコロッケはうまい」との世評があるのは、揚げるために使用されている新鮮なラードに由来する、との通説がある。なお、惣菜のコロッケには砂糖を加えることが多く、これによりコロッケは保水力が保たれ、甘くしっとりと仕上がる。また、料理店のコロッケは見栄えのよい俵型にまとめられ、惣菜のコロッケは狭い調理場内でタテに並べるために、平たい小判型にまとめられることが多い。
具の水分量が多いと揚げ調理の際に破裂しやすいとされているが、油の温度が高いほど破裂しやすく、表面付近の水分量が大きな影響を与えていると報告している。調理時の破裂を防止する方法として、冷凍による-20℃や冷蔵による5℃程度への冷却が有効とされている。