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1984(昭和59)年6月6日、ソ連のコンピュータ科学者アレクセイ・パジトノフ氏によって開発された落ち物パズルの元祖とされる
テトリス
が完成しました。4つの正方形で構成される7種のブロックを上手く積み上げながら列を揃えて崩していくゲームは、単純な仕組みながら達成感と悔しさが相まって人気となり、世界的なブームとなっていきました。当時日本で流行っていたテーブルゲーム(アーケードゲーム)にテトリスが登場すると、インベーダーゲームと並んで日本国内でも爆発的な大ヒットを記録するなど、今なお人気のパズルゲームとなっております。
テトリスの由来
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テトリス Tetris の語源はテトロミノ Tetromino とテニス Tennis を掛け合わせた造語である。テニスという単語の語感が、いかにもゲームというものを連想させたという。
アレクセイ・パジトノフは、検閲をすり抜けてやってきたパックマンなどの西側諸国のコンピューターゲームに触れる機会があった。しかし、当時在籍していたソビエト社会主義共和国連邦科学アカデミーのマシンでは文字や記号等しか表示できず、それらの派手なグラフィックスを再現するのは困難であった。この制限のなかで、コンピュータを用いて新しいパズルを創造するという発想のもので開発が始まった。『テトリス』のゲームルールは、様々な形をしたピースを型にはめていく「箱詰めパズル」と通称されるパズル(「ペントミノ」)から着想を得たものである。「テトロミノが上から落ちて重なっていく」というルールは、パジトノフが水族館を訪れたときに、ヒラメが舞い降り海底と同化したり、そのヒラメが砂の上を泳ぐ時に他のヒラメと重ならずに泳いだりする様子を偶然見かけた事から着想を得て考案された。
箱詰めパズルの内、テトロミノを用いた種類に、リアルタイム性(アクション性、時間推移による落下要素、ステージの方向性など)とゲーム性(列を揃えるとブロックが消滅して下へ詰まる)を加えたものが『テトリス』である。
TETRIS NINTENDO GAME BOY
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