明東京都港区赤坂に本社を置き、麦芽を使った麦酒様清涼飲料水「ホッピー」を製造・販売するホッピービバレッジ株式会社が制定。
日付は東京・赤坂において「ホッピー」の製造・販売を開始した1948年(昭和23年)7月15日にちなむ。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ホッピーについて
ホッピーは「生よりうまいホッピービア」と言われるほど、70年以上にわたり多くのファンを獲得しているミキサードリンク(アルコール飲料と割って飲む清涼飲料水)の代表的存在である。
発売当時、ビールが高嶺の花だったことから、ビールの代用品の「焼酎割飲料」として爆発的に売れ、合計3度のブームが発生している。
消費の主要エリアは東京・神奈川・埼玉の一都二県で8割を占め、2000年代後半以降も急速な販路規模拡大の意向は無く、関東圏を主体に地盤強化を築く展開を行うとしている。業務用と家庭用の比率は6対4と業務用が多くなっており、現在でも東京、特に京成電鉄沿線を中心とした下町および神奈川県横須賀市の大衆居酒屋では、定番の飲み物である。ミニコミ誌『酒とつまみ』の編集者・大竹聡によれば、中央本線の東京〜高尾間では全32駅すべての周辺にホッピーを扱う飲食店があるという。
その背景から「東京の味」「懐かしの味」「昭和の味」などといった情緒的な味覚表現が用いられることもあり、発泡系飲料のビール・発泡酒や焼酎割飲料のサワーにはない、ホッピー独特の味を作り出すための原材料と独自ノウハウを用いて製造されている。
黒ビールに相当する黒ホッピー・ホッピーブラックもあとから発売されている。
ビールに含まれるプリン体がないことや、ビタミン類・必須アミノ酸などの各種成分が含まれていることから、健康志向の焼酎の割り材とされている。他のリキュール類と相性が良く、様々な飲料スタイルに対応可能である。前述の飲料スタイルや健康志向も含め、業務用瓶のレトロなデザインがおしゃれ、苦味が少なく飲みやすい、好みのアルコール濃度に調整できるなどの理由により2000年代には女性の支持も広まりつつある。
創業者の石渡秀(いしわたり ひで)が「本物のホップを使った本物のノンビア」との意味を込めて「ホッビー」と名付けようとしたが、発音しづらいため、「ホッピー」という名前になった。発売当時、ビールが高嶺の花であったことから、ビールの代用品の「焼酎割飲料」として爆発的に売れ、ブームとなった。
ホッピーは冷やしてそのまま飲めばアルコール度数が約0.8%の低アルコール飲料に。また、本格焼酎やジン、ウォッカ、梅酒など、いろんなリキュール類と組み合わせれば自分だけのオリジナルホッピーとして楽しむこともできる。
飲み方
アルコール度数25度の焼酎の分量1に対してホッピーの分量5となるように割るとアルコール度数約4.166%の飲料ができる。店によっては、焼酎の分量が多いなどの理由で、アルコール度数が公式ウェブサイトで述べられている数値よりも高くなる場合がある。また焼酎に甲類焼酎を使用することは「美味しい飲み方」とされる。
東京近郊の居酒屋や立ち飲み屋などでは、場合によっては焼酎を入れたグラスやジョッキと瓶入りのホッピーが提供され、客がグラスやジョッキにホッピーを注ぎ入れて飲むようになっている。その場合、焼酎を「ナカ」、ホッピーを「ソト」と呼ぶことがある。ホッピーが残っているといった場合に焼酎を追加注文する際には「ナカおかわり」と注文し、ホッピーを追加注文する際は「ソトおかわり」と注文する。なお、店によってはホッピーをサーバーで提供しており、その場合は「ナカ」や「ソト」という注文はできない。また、ホッピーに輪切りのレモンを浮かべる店や、シャーベット状に凍らせた焼酎を用いる店、焼酎の代わりにジン、ジョニー・ウォーカー(ウィスキー)、泡盛の古酒(クース)などを用いたり、ホッピーをベースに作ったカクテルを供する店も存在する。
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