漫画家の藤子・F・不二雄の代表作「ドラえもん」は、22世紀から20世紀にタイムマシンでやってきたネコ型のロボットで、誕生日は2112年9月3日との設定になっている。
2012年(平成24年)9月にはドラえもん生誕100年前を記念して、各地で様々なイベントが開催された。
ドラえもんについて
「ドラえもん」の漫画は、1969年(昭和44年)から小学館の発行している学年別学習雑誌やコロコロコミック他多数の雑誌で連載されていた。1973年(昭和48年)に日本テレビ系列で最初のアニメ化がなされるも、半年程度の放送で終了する。
その後、1979年(昭和54年)にテレビ朝日系列で再びアニメ化され、こちらは大ヒットとなった。2005年(平成17年)にはスタッフ・キャストを一新して大幅なリニューアルが行われ、現在も放送されている。
作品の誕生から約半世紀を経た現在でも、日本国内では高い人気と知名度を維持しており、海外でも東アジアを中心に高い人気を誇っている。
そんな「ドラえもん」の好きなものは「ドラ焼き」で、嫌いなものは「ネズミ」である。ドラ焼きは、22世紀にいた頃、ダンス用ネコ型ロボットのノラミャー子からドラ焼きをもらい、その時から好物となった。ネズミも、22世紀にいた頃、昼寝中にネズミに耳をかじられ、それ以来ネズミ嫌いとなった。ちなみに、好物のドラ焼きでもネズミの形をしていたり、ネズミキャラクターの焼き印が押されていた場合、食べることが出来ない。
ドラえもんの概要
本作品は、22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット・ドラえもんと、勉強もスポーツも苦手な小学生・野比のび太が繰り広げる少し不思議(SF)な日常生活を描いた作品である。基本的には一話完結型の連載漫画であるが、一方でストーリー漫画形式となって日常生活を離れた冒険をするという映画版の原作でもある「大長編」シリーズもある。一話完結の基本的なプロットは、「ドラえもんがポケットから出す多種多様なひみつ道具(現代の技術では実現不可能な機能を持つ)で、のび太(以外の場合もある)の身にふりかかった災難を一時的に解決するが、道具を不適切に使い続けた結果、しっぺ返しを受ける」というものが多く、前作の「ウメ星デンカ」のストーリー構図をほぼそのまま踏襲しており実質的な後継作品ともいえる。このプロットは、作者の藤子・F・不二雄が自身のSF作品で描いた独自定義「すこし・不思議」(Sukoshi Fushigi)という作風に由来し、当時の一般SF作品の唱える「if」(もしも) についての対象を想定した回答が反映されている。
作品の主人公はドラえもんであるが、上記のプロットのように物語の主な視点人物は副主人公であるのび太となっている。
あらすじ
のび太がお正月をのんびりと過ごしていると、突然、どこからともなくのび太の未来を告げる声が聞こえ、机の引出しの中からドラえもんと、のび太の孫の孫のセワシが現れた。セワシ曰く、のび太は社会に出た後も沢山の不運に見舞われ、会社の倒産が原因で残った莫大な借金によって子孫を困らせているという。そんな悲惨な未来を変えるために、ドラえもんを子守用ロボットとしてのび太のもとへと連れてきたのだった。
ドラえもんは、自分のおなかの四次元ポケットから取り出す多種多様な「ひみつ道具」を使って、のび太の身にふりかかった災難を一時的に解決するが、道具を不適切に使い続けた結果、最後にはしっぺ返しを受ける。同級生の源静香(しずか)、剛田武(ジャイアン)、骨川スネ夫などの友人たちも交えた日常の中で、のび太は時として反省し多くのことを学び、未来は少しずつ良い方向へ進んで行く。
ドラえもん歴代声優比較
ドラえもん アニメオープニング曲メドレー 歴代オープニングムービー付き