東京都千代田区岩本町に本社を置き、パン・和洋菓子など様々な食品を製造・販売する山崎製パン株式会社が制定。
日付は「コ(5)ロ(6)ネ」と読む語呂合わせから。「コロネ」は、昔から愛され続けている巻き貝のような螺旋状の形(コルネ型)が特徴の日本発祥の菓子パンである。
その魅力をさらに多くの人に広めて「コロネ」を食べるきっかけの日としてもらうことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社の「コロネ」商品には「ミルクチョコクリームコロネ」がある。ヤマザキパンの中でもロングセラーを誇る一品であり、巻き貝のようにぐるぐる巻きになったパンに、たっぷりとミルクチョコクリームを詰めてある。かじるたびにミルクチョコクリームがはみ出て、美味しい格闘をすることになる。
コロネについて
「コロネ」は「コルネ」とも呼ばれる。その語源は、金管楽器のコルネット(cornet)と同じく、イタリア語で角や角笛(ホルン)を意味する「corno(コルノ)」に由来する。
一般にクリーム類をパンに練り込んだり、パン生地に乗せたりする欧米の調理法に対して、パンの中に空洞を作りそこにクリームを詰め込むのは日本的な仕様であり、饅頭に通じるものがある。
「コロネ」の中でも特にチョコレートクリームを入れた「チョココロネ」が有名である。その他に、カスタードクリームやホイップクリームなどを入れた「コロネ」もある。
チョコクリームについて
コロネは日本発祥の、明治生まれ。中に入っているチョコクリームの歴史はついては、日本にチョコレートが伝来したのは、江戸時代。外国と貿易していた長崎に、チョコの記述がありました。
1797年3月、長崎にある有名な遊女町、丸山町『寄合町諸事書上控帳』の記録に、遊女大和路が「出島の阿蘭陀人からもらった」という記述がありました。
日本で初めて、チョコを外国人からプレゼントされたのは、遊女だったなんて驚きですね。確かに「しょくらあと六つ」といった記述がありました。
その当時チョコの塊は「しょくらあと」と呼ばれ、薬の一種としても紹介されていたのです。
【夫婦でパン作り】日本発祥!?「チョココロネ」 今日はパンの日 Lesson 22 “Chocolate Coronet”