どうも、なぐです。今回は最近ブームの低価格マルチドライバの中華イヤホンの中から、5,000円代で買える（5BA+1DD) の大本命イヤホン CCA C12のレビューです。以前から中華なマルチドライバイヤホンに興味がある方はもちろん、これから試してみたいという方にもオススメ出来るイヤホンに仕上がっています。
CCA C12の特徴・スペック基本情報
CCA C12特徴
- 【視覚面と耐久性の向上を実現】12ドライバーが搭載した中華イヤホンC12は魅力を最大限に引き出すように、ハウジング部分がクリアパーツを採用し、びっしり詰まったBAユニットやネットワーク基板が見える樹脂スケルトンとアルミ合金製のステムとなった。また軽量な亜鉛合金製のフェイスプレートと完璧に組み合わせて、音質だけでなく視覚の面にもこたえできるように完成されたイヤホンです。
- 【上位機ドライバの高音質】ハイレゾイヤホンC12はデュアル磁気とデュアルコンデンサの10ｍｍダイナミックドライバ一基を搭載します。 このドライバはC10のデュアル磁気のドライバに基づいて低音域への表現力に改善します。C12のドライバ がより良い効率と瞬間反応を持ちます。10ｍｍのダイヤフラムが層階感を持った低音域表現を持ってきます。 C12はカスタマイズ複合アーマチュアドライバ二基と30095アーマチュアドライバ一基を搭載します。 これらのアーマチュアドライバが強大な解析度と再現性を持ったと同時に、より良い瞬間反応も持ちます。
- 【人間工学に基づいた筐体】ハイレゾイヤホンC12は不要な振動を抑制するために亜鉛合金筐体を採用して、全帯域において解像度が高くメリハリのある高音質再生を実現します。人間工学に基づいたデザインのハウジングは耳に優しく快適な装着感を提供します。肌に優しいシリコンイヤーピースを採用し着け心地も良く遮音性も良好です。
- 【心地好いフィット感が生む高遮音性能】カナル型有線イヤフォンと、フィット感に優れたイヤーピースにより、快適な装着感と音質を両立しました。遮音性を高めることで、外部の騒音を大幅に低減させるだけでなく、音漏れを抑えることで、通勤、通学、学校や職場、図書館など、他人に迷惑を掛けやすい場所での使用にも適しています。通常のリスニングでは、ロック、ポップス、アニソン多くのジャンルでキレのある明瞭なサウンドを楽しむことができ、ボーカル曲との相性も良い。
5バランスド・アーマチュア＋1ダイナミックドライバのマルチドライバ
| 再生周波数帯域 | 7～40000Hz |
| インピーダンス | 24Ω |
| 感度 | 112db |
| ドライバー構成 | ハイブリッド型（DD×1, BA×5） |
| 音質傾向 | 迫力のある低音、キラキラの高音、解像度が高い。 |
| 装着感 | やや大きめの筐体だが装着感は良い。簡単にはずれたりしない。 |
| リケーブル | 2PIN(3.5mmプラグCタイプ） |
| 高音部 | キラキラとした鳴りの高音部 |
| 中音部 | 厚みがありボーカルも前に出て聴きやすい。 |
| 低音部 | 迫力の低音、バスドラのキックが良い！ |
音質評価
高音部
キレが良くキラキラと響く高音部、ライドシンバルのスティックのアタック音やクラッシュシンバルのシャン！とした響もキレイに聴こえる。耳に刺さる感じのギリギリのラインまで攻めている印象。そのあたりのチューニングが絶妙。
★★★★☆
中音部
マルチドライバ構成による厚みが感じられて、このイヤホンの売りのポイント。ロック系の歪んだギターサウンドが生々しい。ボーカルも埋もれることなく前に出てくる。全体に力強い。
★★★★★
低音部
ダイナミックドライバならではの迫力ある低音。ボワつかずタイトな低音で音圧を感じられる。バスドらのキック音が心地よい。
★★★★★
解像度
とにかく解像度が素晴らしい！定位も良く、どの楽器がどこで鳴っているか、はっきりとわかる。ひとつひとつの楽器の分離が良い。
★★★★★
CCA C12 5BA+1DD HIFIハイブリッド型イヤホン 酸化処理で亜鉛合金フェイスプレート 肌に無害な医療用な樹脂 金メッキ3.5ｍｍプラグと金メッキ0.75mm2pinコネクタ 高音質 重低音 リケーブル可能 脱着式 ノイズキャンセリング 中華製イヤホン (ゴールデン‐マイクなし)
製品写真
試聴してみました。
NEVERMIND：NIRVANA
smells like teen spiriの印象的なギターのコードストロークからベースとドラムが入ってくる所の迫力・生々しさが凄い！バスドラのキック音が強烈に腹に響く。強烈に歪んだギターサウンドに埋もれることなく、前に迫ってくるカート・コバーンのハスキーでパワフルなボーカル…抜群の解像度も合間ってエモーショナルさが凄い！ビートの効いたロックも難なく鳴らしきる実力。
Moanin’：アート・ブレイキー＆ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
Jazzの大名盤アート・ブレイキー＆ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「Moanin’」を試聴してみました。繊細なピアノメロデイーに導かれて流れてくる印象的なホーンセクションのテーマ…。息使いも生々しく艶っぽく響きます。音数の少ないJazz音源ですが空間の広がりが感じられて、文章で言う所の「行間を読む」的な感じで…非常に印象深い。昔の録音でどちらかと言えばレンジの広くない音源ですが…マルチドライバが効いているのか非常に重厚に聴こえます。今回、試聴してみてJAZZとの相性も非常に良いなと感じました。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲：ジャクリーヌ・デュプレ
大好きなデュプレのチェロ…ドヴォルザーク作曲のチェロ協奏曲を聴いてみました。音場の広がりの表現、チェロの時に大胆に、時に繊細に響くデュプレのチエロの音を艶やかに切なく響かせてくれます。レンジの広いクラシック…小音量の時も大音量で響かせる時も安定して音楽を再現してくれました。特にチェロの響にはうっとりしてしまいました。聴いていて非常に心地よかったです。クラシックも行けますね…。
CCA C12（5BA+1DD) 6ドライバの解像度モンスター中華イヤホンまとめ
最近、中華製の低価格なマルチドライバイヤホンが次々と発売され、ちょっとしたブームになっていますが、このCCA C12は5,000円代で買えるマルチドライバイヤホンとしては大本命なのではないかと思います。片方に５つのBAドライバと1つのダイナミックドライバがつまれて折り、その充実ぶりは素晴らしいです。全域でバランスが良く、モニターライクな鳴りです。どちらかというと少しドライな感じのする音表現です。キラキラとした高音部、厚みのある中音部、タイトで締まりがあり、かつ迫力のある低音部…価格以上の完成度で音楽をじっくりと聴き込むにもしっかりと対応してくれる実力があると思います。ロック、ジャズ、クラシック…ジャンルを選ばず楽しめます。実売価格を考えると素晴らしいコスパだと思います。中華なマルチドライバイヤホンの入門機にもオススメです。
