世界最大の紅茶ブランド「リプトン」(Lipton)を展開するユニリーバ・ジャパン株式会社が制定。
同社は紅茶の生産から販売までを手がけ、品質の高い紅茶を手軽な価格で提供している紅茶の買付けで世界シェアナンバーワンの企業である。
イギリスの紅茶ブランド「リプトン」の創業者は、スコットランド・グラスゴー生まれのトーマス・リプトン(1850~1931年)である。1871年のこの日、トーマス・リプトンは、食料品店「リプトン・マーケット」第1号店をグラスゴーでオープンさせた。また、この日はトーマス・リプトンの誕生日でもある。この日は、上質な紅茶を楽しむ日としている。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
リプトンブランドの始まり
リプトンブランドの始まりは、スコットランドに生れたトーマス・リプトンが15歳からの単身渡米の後に21歳で開いた食料品店に由来する。商才に長けていたリプトンはパレードやポスター等の斬新な宣伝で世間の注目を集めた。食料品店を数多く経営するようになったリプトンは1890年夏のオーストラリア旅行の行程でセイロンに立ち寄り紅茶園を買収して大成功を収めた。
その後、アメリカ、インドに事業を展開し、1895年には王室御用商となった。
第二次世界大戦の戦災により、リプトンの組織は大きなダメージを受けた。また、1952年まで続いた紅茶の供給減少と国力の低下による購買力の減少により、イギリスは紅茶市場の中心とは言えない存在となった。 その後、リプトンはそのブランド力と、世界に先駆けて量産化させたティーバッグが北米市場を皮切りにヒットし復活を遂げた。
1895年(明治28年)、リプトン紅茶はイギリス王室御用達となった。日本にリプトン紅茶が初めて輸入されたのは1906年(明治39年)で、黄色い缶に入った紅茶であった。その後、1961年(昭和36年)に日本でティーバックの製造が開始され、翌1962年(昭和37年)から発売され、本格的な紅茶を家庭で気軽に楽しめるということで人気が広まっていった。
2002年(平成14年)、紅茶のおいしさを最大限に引き出すピラミッド型ティーバッグが日本でも採用された。2006年(平成18年)、日本にリプトン紅茶が来航して100周年を迎えた。現在では、ティーバッグのほか、紙パック、缶、ペットボトル、チルドカップなど、幅広い商品ラインナップが展開されている。
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